こんにちは。晩産ワーママみとです。
今後起こるだろうと言われる、
M9クラスの南海トラフ巨大地震や首都直下地震。
昨年起こった台風被害など、今後大きな災害が起きる可能性も十分にありますよね。
自分や家族の命を守る為、着の身着のままで避難所に移動し
自宅へも戻れない場合、銀行預金ってどうなるの?
通帳や運転免許書が無くても大丈夫なのでしょうか?
結論から言うと大丈夫よ!
安心してください!緊急時に備えて、国や機関が人々の生活を第一に考え対応をしてくれているんです。
今回は災害時に、通帳や運転免許証を持って逃げられなかった時の対応方法をお伝えいたします。
通帳が無くても払い戻しはできるの?
実は通帳やキャッシュカード、銀行印が手元に無くても、
緊急時には銀行などで一定額まで引き出せる特別措置が設けられているんです。
日本銀行では各市町村に対して、
『災害時における金融上の特別措置』を要請する決まりになっています。
日本銀行の内容を一部抜粋すると、
『預金証書・通帳を紛失した時でも、災害被災者の被災状況等を踏まえた確認方法をもって預金者であることを確認して払い戻しに応ずること』
『届出の印鑑がない場合には、拇印にて応ずること』
『事情によっては、定期預金、定期積金等の期限前払い戻しに応ずること。また、当該預金等を担保とする貸付にも応ずること』
と明記されています。
このように、本人確認ができれば払い戻しができ、銀行印が無くても拇印で対応してくれます。
この特別措置の対応にて、東日本大震災や熊本地震に時には、各銀行は10万円まで、ゆうちょ銀行は20万まで預金の引き出しができたそうよ!
運転免許証が無くても大丈夫なの?
先ほど、払い戻しには通帳・キャッシュカード・銀行印が無くても、本人確認ができれば特別措置で払い戻しができるとお伝えしました。
本人確認とは一般的に運転免許証・健康保険証・パスポートなどだけど、そもそも運転免許証などを持って逃げられなかった時はどうすればいいの?
その場合は、暫定的な措置として金融機関で氏名・住所などにより、本人であることを申告することで本人確認として扱い払い戻しが可能です。
ただし、災害時には本人確認書類は銀行の払い戻し以外にも必要な場合が多いですので、紛失してしまった場合には、可能な限り早く紛失届や再発行の手続きをすることが大切です。
運転免許証は有効期限の延長もできるのよ!
災害により免許の更新ができない場合は、免責期限を設定し期限内であれば有効期限を延長するができます。
「2つの分散」で災害時に備えよう
このように緊急時に備えて、国や機関が様々なことを対応をしてくれています。
でも、万が一にそなえて準備していた方が安心ですよね。
災害時にそなえておく心構えとして、
『リスクを分散する』ということがとても大切です。
私が考える具体的なリスク分散方法はこちら!
①預金の分散
これは、何も持って逃げることができなかった時に特に有効な方法です。
先ほど、特別措置により一定額払い戻しが可能とお伝えしました。
銀行系は10万まで、ゆうちょ銀行は20万までです。
万が一にそなえて別々の金融機関に預金をしておくべきです。
・普段の生活は〇〇銀行
・災害時にそなえて、ゆうちょ銀行に20万預金
・近所に窓口がある、地元の信用金庫に10万預金
などリスクを分散させることがおすすめ。
仮に1つの金融機関がすぐに払い戻しの対応できなかったとしても、別の金融機関を頼ることができるからです。
また、家族の口座にも預金しておいた方がよいです。
・普段の生活は旦那様の口座でお金の出し入れ
・災害時にそなえて奥様の口座にも預金
などリスク分散させることがおすすめです。
仮に旦那様が何も持って逃げられなかったとしても、奥様が運転免許証やキャッシュカードを持って逃げていたら、よりスムーズに払い戻しや本人確認ができるからです。
このように1つの金融機関にまとめるのではなく、いろいろな金融機関に分散しリスクヘッジすることが大切です。
現在は、銀行の金利の恩恵受けることはまったくないので、1つの口座に全財産入れておくメリットも無いですしね!
②必要な物の分散
避難用バックの準備はできていますか?
・避難用品
・資産管理リスト
・身分証のコピー
・保険の商品名と証券番号
・クレジットカード情報
・コールセンターの番号
・現金
など
既に用意している方も多いと思います。
避難用バック以外にもリスク分散として、スマートフォンに必要な情報をメモしておくと安心です!
・資産管理リスト
・身分証の画像
・保険の商品名と証券番号
・クレジットカード情報
・コールセンターの番号
※メモは必ずパスワードをかけてください。
スマートフォンはお財布以上に自分の近くにある可能性が高いです。
昼や夜寝ている時でも常に自分の手元にあるのではないでしょうか。
また、キャッシュレス決済が普及してきているので、現金が無い時にも役に立つ可能性があります。
ここまでの話しをまとめると・・・
・通帳がなくても本人確認できれば一定額払い戻しが可能
・運転免許証が無くても、申告すれば本人確認とみなし払い戻しが可能
・災害時にそなえて、預金を分散しておく
・災害時にそなえて、必要な物を分散しておく
まず人の命が第一優先です。
普段から意識して、災害にそなえましょうね。